2020年1月からハローワークの職業紹介システムが全面的にリニューアルされます。

2020年1月からハローワークの職業紹介システムが全面的にリニューアルされます。

これにより自宅や会社のパソコンから求職・求人申込みが可能となり、原則としてハローワークに出向く必要がなくなるといわれています。

求人企業側のメリットとして、次のことが想定されています。

希望する企業は求人者マイページを開設することにより、過去の募集履歴の閲覧・利用ができるようになる。
・事業所の画像やメッセージなど充実した企業PR情報が公開できるようになる。
・原則としてハローワークに出向かずに事業所のパソコンから求人が可能となる。(初回申込を除く)
・ハローワークへの採否連絡もマイページを通じて行う。(現在はつどFAX連絡が必要)
・事業所の画像やメッセージをオンライン上に表示できるようになり、発信できる求人情報がかくだんにふえる。
・求める人材像、社員からのアドバイス、研修・教育制度などの情報を求職者に発信して、自社アピール強化をはかることができる
・「仕事の内容」欄の拡充、「固定残業代」の状況など求人条件の表示項目が増える

一方、求職者も希望すれば求職者マイページを開設することにより、次のようなメリットがあるとされています。

・求人情報の検索や「お気に入り情報」の保存、自身の求職活動情報の管理ができるようになる。
・求職申込みもハローワークに出向かずオンライン上で完了できる。
・事業所の画像情報、PR情報など、自分に合いそうな企業をえらびやすくなる。

これにより、まず考えられる変化として、求人企業の情報発信力や方法の巧拙によって求人力に大きな格差が生じる可能性です。これまでハローワークの求人票は、求人条件だけが羅列されたスカスカな情報しかないものが目立ちました。
これからは、そのような求人票はますます同業他社の求人に埋もれてしまうことが想定されます。

ハローワークは無料で、かつ、あまりにも身近なためか、求人企業にも求職者にも軽んじられている感があります。しかし、実は1日に約17万人が利用する日本最大の求人プラットフォームです。スマホを使ってGoogleで求人検索をすると、必ず上位に表示される検索結果は、ハローワークの求人だったりもします。
来年から予定されている職業紹介システムリニューアルの重要性にいち早く気づいた企業は、ハローワーク活用の再検討をはじめているとおもいます。

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